銃にライトを載せて使うという現在当たり前のことが無茶な発想だった時代。それをやってのけた会社がある。

日常生活の中で実用本位で使うのならば、オームやジェントスといった国産メーカーで中国製の2000円程度の単三仕様(充電式エボルタも使える)のLEDライトが一番実用的だ。

だが、敢えて『SUREFIRE』のそれもキセノンバルブ仕様ライトという選択肢はどうか。

わざわざ、アメリカ製の軍事および法執行官向けライトを所持して何かに備えるなんてことは筆者をはじめとするヘーワな日本人にはまず不用だ。『なにと戦ってんだコイツ。ポケットの中の懐中電灯に映画のヒーローの人生のっけてんじゃねえよ』って話だ。

しかし、闇を照らす道具である懐中電灯には『実用』だけではないロマンがあると言えなくはないだろうか。とくにキセノンライトには。当然、上西小百合のような人間にはわからないだろう。

人生のっけるのっけないは別にして当然、映画やドラマにも登場することが多いSUREFIRE製品。ジョディ・フォスター主演の映画パニックルームでは娘役のクリステン・スチュワートが隣家に助けを求めるため、SUREFIREを間欠点灯させ、モールス信号でSОSを打つシーンがある。

また、オカルトドラマの代名詞にもなっているXファイルにおいても、SUREFIREは主にスカリー捜査官が何度か使用したライトとして劇中に登場していたので、別記事にて非常に詳しく解説をおこなった。

『Xファイル』でモルダーとスカリーが使ってきた懐中電灯を作品レビューを挟みながら考察!2016年版および2018年版で登場したライトもご紹介!

なお、アカリセンターさんがブログの『SUREFIRE 6P キセノン』の記事で以下のように、言い切る形で書いているので引用させていただいた。

 

『キセノンに関して言えば現状「ロマン」以上の性能はありません。』

引用元 http://akaricenter.blog.jp/archives/52188131.html

ロマン以上の性能はないなんて、なんと良い響きだろうか。

今回はそんなSureFireというメーカーと、同社製キセノンライトの傑作であるSureFire 6Pについてご紹介してみたい。

SureFireは1984年、ロサンゼルス市警のSWATチームからショットガン用のレーザーサイトを借りたいという要請があった経験からLaser Products創設者のジョン・マシューズは法執行機関が求めるものを考えた結果、当時としては画期的な武器に取り付け可能なライトというアイディアでした。そのアイディアからLaser Product戦闘用の丈夫で高出力かつコンパクトな照明ツール、武器に取り付けるものから盾用のライト、バトンライト、戦力として一時的に視界、バランス感覚、平衡感覚を失わせる明るさとパワーのあるフラッシュライトを作り、Laser Productから現在のSureFireと名前を変えた現在、SureFireは最高のフラッシュライトの同義語として世界中で認知されています。

引用元 Amazon (シュアファイア)SUREFIRE SIDEKICK コンパクト LED キーチェーンライト SIDEKICK-A

もともと、SureFire社はLaser Products社という名称であった。なぜLaser Products社が目潰しライトを作り始めたのか。本来、ライトとは単に暗がりを照らすものであるはずだ。その理由は警察からの要望に基づいた社長のアイデアだったことがわかる。

その後、『シュアファイア』に社名を変えた同社では主に懐中電灯と、銃器にマウントさせることを目的に開発されたウェポンライトを製造している。

本項で紹介するSureFire 6PのPは『パーソナルモデル』という最も基本の区分にカテゴライズされていることを表している。航空宇宙用のアルミニウム合金の削り出しによって製造されるSureFire 6Pは軍用にも耐え得る強度を持ち、実際にアメリカ軍に広く普及している。

SureFire 6Pには1988年から2000年まで生産されたいわゆる旧型モデルと、そして2001年からは全長をやや伸ばして、ヘッドに転がり防止の六角をつけて全体のデザインが大幅にリニューアルされ、その後も細かな改修が行われながら2017年まで製造販売されたSureFire 6P Originalがある。

【国内正規品】 SUREFIRE キセノンライト 明るさ65ルーメン 6P-BK
SUREFIRE(シュアファイア)
販売価格 ¥16,421(2017年11月28日18時30分時点の価格)

※画像は現行の6Pオリジナルで、旧型とデザインが異なる。

現在主流で省エネに優れたLEDではなく、光源はキセノン球であったが、当時の懐中電灯としては非常に強力であった。

Surefireのなにより優れている点は、マグライトなどそれまでの懐中電灯の宿命であった照射面にダークスポットが出ないこと。つまり、照らされた光の中央に影が出ないのだ。

これがキセノンバルブの照射。画像からだとわかりにくいが、肉眼で見るとかなり濃いオレンジ色なのだ。アカリセンターさんによると、6Pを購入した人から『なんで光が楕円なんですか』という不良品を疑う質問が来るそうだ。見てもらえればわかる通り、楕円形のようないびつな中心光がP60バルブの特徴なのである。

SUREFIRE 6P(旧型)との違いと、当時の競合他社製品との比較広告


上記の動画に映っているのがレーザープロダクツ社だったころのSurefire 旧型6P(上の銀色のライト)と現・Surefire社の6Pオリジナル(下)。現行品のヘッドには転がり防止の多角形のデザインになっている。

電源はCR123Aを2本使用する。なお、CR123Aを1本使用する3Pや3本使用する9Pというモデルもあった。

レーザープロダクツが初めて作ったSureFire 6は「P」ではなく『C』だったようだ。SureFire 6Cはテールスイッチではなく、ベゼルスイッチを採用したモデルで60ルーメン。6Pよりもやや短く、グリップエンドは斜めに切り取られ、ストラップホールを設けている。そして6Pに似た3Rというモデルも存在する。

Surefireは警察との共同開発を売りにして、当時アメリカの多くの警察や法執行機関で採用された戦術ライトであるが、とくに特殊部隊といえばSurefireだった。

当時としての性能もさることながら、レーザープロダクツ社だったころのSurefire 6Pは美しいデザインだ。何も足さない、何も引かない。

なお、現在旧型6Pは当然新品では売っていないので、入手するならば、オークションで数万円の価格を覚悟して狙うことになるだろう。程度にもよるが、美品で2万円から3万円に相場にもなる。

それはともかく、当時モノのレーザープロダクツ時代の6Pをネット上で調べて驚いたのは、オークションでの価格よりも、パッケージの裏面だった。

なんと競合他社であるマグライトを並べて照射比較テストを写真で載せている。いわゆる比較広告という手法だ。

当然、その違いははっきりしていて疑う余地なく、暗くてダークスポットの出まくる大きくて長いマグライトの完負け。

比較広告といえば、アメリカの企業のお家芸とも言える。コカ・コーラをさんざんバカにするペプシコーラの攻撃的ともいえる比較広告などは有名だ。比較広告自体は日本でも禁止されてはいないが、アメリカよりも厳格でめったに見られない。逆にセガのドリキャスのように比較広告というより、自虐広告のように笑いを誘うものもあるが。

SUREFIRE 6Pにはストライクベゼルがない

SUREFIRE 6Pにはストライクベゼル付きの『ディフェンダー』というモデルもあるが、素の6Pには見てのとおり、ベゼルにトゲはない。

いわゆるタクティカルライトとしての特徴の一つでもある、ストライクベゼルあるいはクラウンベゼルというライトの頭の部分についてるトゲトゲのようなものについて一考。

銃にしてもライトにしても、リニューアルするたびにシンプルだったデザインに余計なものがゴテゴテと付加されてデザインが改悪されてしまうことが間々ある。銃ならp226やグロックに見られる銃身下部のレイルやグリップのフィンガーチャンネル。そしてライトならば、このトゲトゲだ。

トゲがついてるライトが流行ってるのは賛否両論ある。単にかっこ悪いという意見だったり、武器扱いとなる危険性をはらんでいるといった意見。

そう。このストライクベゼルの目的ってのは、やはりズバリ武器、鈍器としての利用なのだ。さらに、緊急時の車のウインドウ割るためのガラスクラッシャーとしての役割も併せ持っている。あのような形状で実際に割れるのか分からないが。

言い換えれば、ガラスクラッシャーを持ち歩いているということでもある。よく考えたらそれはかなり異常なことで、日本では法的にも非常に危ない行為とも言える。警察に武器であると不用なツッコミを入れる口実を与えてしまうことになる。

Amazonのレビューを見ていると、シュアファイヤのディフェンダー系製品のレビューで護身用に持ち歩ているというレビューもあるが、真似はしたくない。

あくまで筆者の場合、ライトにトゲがついていないに越したことはない。ストライクベゼルの付いたライトは敬遠だ。

ホルキンさんには後付けのストライクベゼルも売っており、その商品説明には『凶器となる場合もある』と書いてある。あくまで観賞用として自宅内で見て弄ぶということが前提なのだろう。

現実的にはSUREFIREは非致死性の武器としての思想に基づいた設計だ。しかし、日本国内で懐中電灯を護身用して使うのはちょっと無理があるんじゃないかなと個人的に思う。

たとえ1000lmの懐中電灯でドキュンの顔をチカチカ照らそうとも、薄目で飛び蹴りされたら一巻の終わりだ。駆けつけた警察官からは『アンタが挑発しなければこんなことには云々…ライトを持ち歩くダンナさんに落ち度がある云々…』というお説教のサービスまでつくのは目に見えている。

普通、SUREFIRE といった強力な護身用ライトを活用するのは拳銃が市民に許可されてるアメリカとかの話じゃないだろうか。あくまでもライトは銃の補助として、それで幻惑させてその隙に銃によって引導を渡す。

カンデラパワーとファイヤパワー、非致死性と致死性という違いを分かったうえでライトを護身に用いないと、結局は自分の身を守ることもできないし、ヤカラを逆上させて最悪の結果になることさえありそうだ。

ちょっと日本ではライト一本を自衛用の道具とするのは危ういのじゃないかと思う。

で、なんで最近懐中電灯が警察に目をつけられてるのかなって言うと、最近の流行としてトゲトゲがつきはじめて、懐中電灯自体がより武器に近くなっちゃっているっていう現実。

マグライトに見られるような金属製の長いライトの例もあるので今に始まったことじゃないが、マグライトに関して言えば、金属製で鉄パイプあるいは特殊警棒に近い使い方が出来るということで、特殊警棒の所持を規制している軽犯罪法違反に問われる場合がある。

場合がある、というのは軽犯法が現場警察官の裁量で適用できるからだ。無線でいちいち上司の決裁をとらなくてもいい。責任はそいつ1人が被るのだ。

ふたつめは懐中電灯が侵入盗の道具になっているという現実。こそ泥が空き巣に悪用するために懐中電灯を持ち歩いているから警察はそれを疑わざるを得ないということ。

警察として何が一番アヤシイかっていうと、懐中電灯を隠し持っているということだろう。そのくせ、身分を証明するものを持ってない、あるいは持っているのに見せずに拒否している場合ではないだろうか。

これがその最たる例。『懐中電灯を持ち歩いて逮捕』としてネットで話題になった事件だ。

理由なく「懐中電灯」持ってると逮捕される 軽犯罪法違反になる意外な物品

福岡県大野城(おおのじょう)市で、土木作業員の41歳の男(いずれも自称)が軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕された。

逮捕の理由は、正当な理由なく「懐中電灯」を携帯していたことだった。懐中電灯の何が犯罪にあたるのかと、インターネット上では驚きが広がっている。

典拠元 https://www.j-cast.com/2017/03/12292872.html?p=all

この人物が本当に侵入するために持っていたのかは不明だが、身分も年齢も『自称』という点で察しがつくはずだろう。免許証などを持ってないか、あえて身分を証明しなかった・・ということで逮捕に至ったのだろう。

いくら軽犯罪法違反が警察官の裁量で・・と言っても、ライトだけで逮捕とは考えにくい。

『懐中電灯をもっていたから』は大げさのような気もする。あくまでも仮説であり、希望的観測だが、普通に正当な理由、万が一の非常事態に使いたいとかそういうわけで持ってる人が捕まるようなわけじゃないと思いたい。

ただ、職務質問されて身分証明書を出さない時点でもうおかしな人物であり、そんな人間が捕まろうが何されようが、そんなのは自業自得だとも思う。

あとは、かくし持たないで手に持って、最初から点灯させてるのであれば、隠し持ってないっていうことは明確なのでそれもポイントかと思う。

筆者だったら少なくともとげのついた懐中電灯は持ち歩くどころか、車にもつみたくない。

実際すごく性能の良いライトなのにトゲがついてるだけで購入意欲を削がれた事例が何回かあったので。

ストライクベゼルだけ外せればいいが、外せなかったり、外すとレンズまで外れる機種もあるので困る。

高出力のキセノンライトはデリケートなので扱いは注意が必要。ランニングコストもかさむが、替えバルブは社外品も豊富で安価に購入可能。

銀色に輝く反射鏡(リフレクター)はオレンジの皮のような、その名も『オレンジピール』加工がなされている。この加工によって広範囲を照らすことが出来る。

キセノンライトを運用するうえでの問題点は、まずそのキセノンバルブの寿命だ。LEDは基本的に長寿命で寿命が無いに等しいが、キセノン球には数時間程度の寿命しかない。

しかも連続点灯させようモノなら熱によって数十分でおシャカになるし、レンズがポリカーボネートであれば、熱で溶けることもあるので危険だ。

決してスイッチを切り忘れてはいけないし、カバンの中で不意にスイッチが入るようなことがあってもならない。

6Pのプッシュスイッチは最後まで押し込むようなものではなく、やや強く押し込んでようやく2ミリほどヘッコむだけだ。

6Pには誤点灯を防止するため、テールキャップ(テールスイッチ)を反時計回りに回すことでプッシュスイッチを押し込めなくなる機構も備わっているので安心だ。

もちろん、交換用のキセノン球(P60)は売られているので、電球が切れれば、専用のバルブに交換すればいい。ただ、シュアファイヤはバルブアッセンブリーごと交換になるうえ、純製品は日本円で3000円程度と高い。

6Pの構造はいたってシンプルだ。ヘッド、バルブ、チューブ、テールスイッチ、そして電池。

ストリームライト社のライバル機種であるスコーピオンはSUREFIRE 6Pと違って、キセノン球そのものだけ取り換えることが出来るし、バルブ一個あたり約1000円程度と経済的だ。しかも最初から予備球が1つ付いているのでお得。

光量はスコーピオンが75ルーメンでSUREFIRE 6Pが65ルーメン。スコーピオンはワイドとスポットを調節できる仕様なので、SUREFIRE 6Pよりも実用的でもある。当時のアメリカでは予算潤沢な特殊部隊がSUREFIRE 、頭数が多いわりに装備品の予算の少ないパトロール警官などには安価なスコーピオンのシェアが大きかったとされている。

なお、6Pには日本警察に怒られそうなトゲトゲを付けてクリックスイッチに換装した『6P Defender』、それに
SUREFIRE純正のLEDバルブP60L(公称80ルーメン)をはじめから搭載した『6P LED』および『6P LED Defender』というモデルもかつて存在したが、すでにP60Lバルブも含めて廃版になっているが、P60Lについてはまだ在庫があるショップもあるようだ。

Veeki製LEDバルブで6PをLED化してみた

一方、社外パーツでもLEDバルブ・アッセンブリーが非常に安価に販売されており、使う電池にもよるが、200ルーメン~1500ルーメンものハイパワーにアップグレード可能。

とくに有名な社外バルブメーカーにはソーラーフォースというメーカーがある。surefireのP60規格のバルブを使えるライトを販売するほか、各種のLEDバルブもラインナップしている。

また日本のメーカーのH2Tでも、6P/9Pに装填可能なドロップインLEDモジュール・雷光壱眼seriesを販売している。

そういった各社から出ているLEDバルブの中で、今Amazonで人気なのがVeekiのT6 Single Mode 3.0-18V Drop-In- P60デザインというバルブだ。安くて高性能。プライムで送料無料。

というわけで、今回AmazonでこのVeekiというメーカーのバルブを1300円で買ったので、これを使ってSUREFIRE 6PのLED化に挑戦してみた。

このT6 Single Mode LEDバルブには大きなバネがついているが、バネをはずさないと装填できないので、外すことが必要だ。

なぜわざわざP60規格に合わないバネを装着しているのか・・・それは大人の事情だろうか。

手でバネをひねれば簡単に外せるが、基盤のフチのハンダづけが見てのとおりいい加減なので、剥がさないように注意したい。1300円なので作りの安っぽさは仕方がないが、お試しで使う分には充分だ。

右が純正P60バルブ。左がVeeki製のT6 Single Mode 3.0-18V LEDバルブ。Veekiはオレンジピール加工ではなくスムースな鏡面加工だ。

普通にバルブを入れ替えてやればいい。

入ることは入る。が・・・、

ヘッドとチューブの間に1ミリほどの隙間ができた。スペーサーなどという気の利いたものは付属していない。

そして肝心の照射画像。SF-123Aを2本使用した照射パターン。見てのとおり、中心光は強烈で真っ白。周辺光も意外に明るい。400ルーメンほどは出ているだろうか。ロマンとの引き換えに球切れの無い安心感と電池の持ちを手に入れた。

旧型6Pも現行の6Pオリジナルもキセノンバルブとアッセンブリ―が一体化されているので、純正品のバルブ交換が高くつくことが難点だが、このようにスポッと純正バルブを抜いて安い社外品バルブを入れるだけで誰でも簡単にキセノンバルブをLEDバルブに交換できるので、興味があればsurefire 6p led化などでググって参考にカスタマイズしてみるのもいいと思う。

ただし、社外品を使うことは、保証外になるので自己責任でやってくれい。

シュアファイヤの使用電池『SF-123A』とは?

バルブも高価なら使う電池もまた高価だ。スコーピオンもシュアファイヤも使用電池はリチウム電池のCR123Aであり、単三電池を使用するライトが民生の当たり前のニーズであるのに対して、高価で近所のコンビニエンス・ストアではまず手に入らないCR123Aを使うライトは非常にコスパが悪いと言わざるを得ない。

考えれば当たり前の話でもある。ユーザーが警察官や軍人なのだから。彼らは装備課や需品部隊に申告してあらかじめ大量に支給を受けいてるはずだ。電池が切れたとしても車両のグローブボックスを開ければ、大量にストックされているだろうから、わざわざコンビニやウォルマートに走らないだろう。

CR123A自体は優れた電池であり、10年放置しても電圧の低下も少なく液漏れも起き得ず問題ないが、やはり高い。Amazonやヨドバシの通販を利用すれば、パナソニックや東芝、富士通、Sonyといった日本のメーカーのものが一本300円程度。

Amazonのタイムセールでは中国製のKeenstoneというメーカーの18本入りが、2300円で売っていたこともあった。

製造メーカーや製造国にこだわらなければ、モノによって安く買えないこともない。

しかし、シュアファイヤ社が推奨する電池が自社ブランドのSF-123Aであることに留意すべきである。

このSF-123AはSureFireがSureFireの為に開発した大容量専用乾電池であり、また銃の発砲の際にかかる衝撃によるショートを防ぐため、ショックプルーフと呼ばれる耐衝撃構造になっている高性能電池だ。SF-123Aは世界各国の警察特殊部隊でも使用されている。

SF-123A自体は日本国内での販売価格を見る限り、一本当たり300円と富士通やPanasonicといった一流メーカー品と比べても際立って高いわけではない。アカリセンターさんによれば、SF-123Aが一般的なCR123と比べてもずば抜けて優れているとは感じられないそうだ。

しかし、シュアファイヤ社の生涯保証による無償修理を受ける権利は、このSF-123Aを使用して正常な状態で使用していた際に限られることを知っておきたい。

中国製の粗悪な123Aを使って液漏れしてスイッチ部分まで汚損させた場合、無償修理は受けられず、有償修理となる。

ただ、並行輸入品で最初から生涯保証がないものを使うなら、日本のメーカーの一般的な123Aを使うのも手だ。民生の現場で使うなら性能上、なんら問題はない。電池の液漏れは中国製の安価な電池をつかわなければ、起き得ないトラブルでもある。何と戦ってんのって話だが、実銃に載せて使う特殊な人などはショックプルーフ仕様の純正SF123が必須かもしれない。

LEDバルブに交換したSUREFIRE 6Pならば、充電池を使うことでランニングコストをほぼゼロにすることも可能だ。なお、キセノン球のライトでリチウムイオン充電池を使うと球が焼き切れるので使ってはいけない。

というよりSUREFIREという会社自体が長らくリチウム充電池を嫌っていたフシがある。

なお、SUREFIRE 6Pに容量の大きい18650は太くて入らないが、アカリセンターさんでは6Pの内径を削って18650充電池を入るように加工してくれるサービスもあるようだ。

現在はLED化された6PXが後継機種

このようにヘッドを外してバルブ交換で如何様にもカスタムできて、SUREFIREの原点とも言える6Pは男心をくすぐるのか、熱狂的および偏執的なマニアが多いと言える。

現在ははじめからLED化された6PX(ProおよびTACTICAL)が実質的な後継機種となっているが、LED化になって頭が外せなくなったことおよび、流線型の新デザインが原因で冷めたという人もいる。

6PXにはLowモードで15ルーメン、Highモードで320ルーメンの民生用6PX Proと、320ルーメン一択の警察および軍事用の攻撃的な6PX TACTICALの二機種がある。生涯保証付きの国内正規品でも1万円と、それほど高くはない。

6PXは発売当初で200ルーメン、そして320ルーメン、現在の最新バージョンは600ルーメンと大幅にアップされてきた。現在でも多くのショップで販売されているものは320ルーメンなので購入時はよく確認したい。

なお、6PXはLED化に伴ってヘッドはネジロックで固着されているようで、無理やり外すこともできるが、保証対象外になるので外してはいけない。

現行の6Pも2017年10月ごろで生産終了となっており、欲しい方は流通在庫があるうちの購入を急いだほうがよさそうだ。

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